「えー! 阿部くんって横溝さんのこと好きだったの?」
質問攻めにあった阿部は、困ったように笑う。
「それは……秘密かな」
再び、周囲に「きゃー!」と声が響いた。
(え、え? 嘘でしょ?)
当の本人である結衣は、状況が理解できず呆然とする。
阿部はそんな結衣を、じっと見つめてきた。
「横溝さん、俺本気だから。すぐに返事しなくてもいいから……一度、俺とデートしてほしい」
結衣にしか聞こえない声で、阿部が囁く。
ようやく理解が追い付いた結衣は、耳まで赤くなったのだった。
深夜、結衣はベッドの上で、なかなか寝付けずにいた。
思い出すのは、今日の阿部の告白のことだ。
「阿部君にデートに誘われてしまった。社長になんて言おう……」
そこまで考えて、結衣はハッとする。
(って……、なんで私ってば。あんな俺様男を気にしてるの?)
浩斗との関係は、向こうが勝手に吹っ掛けてきた勝負によるものだ。結衣が誰とデートしようが、浩斗に口出しされる言われはない。
結衣はスマホをいじり、シェアラを開く。
「……理想の恋人って、みんなどうやって選ぶんだろ」
質問攻めにあった阿部は、困ったように笑う。
「それは……秘密かな」
再び、周囲に「きゃー!」と声が響いた。
(え、え? 嘘でしょ?)
当の本人である結衣は、状況が理解できず呆然とする。
阿部はそんな結衣を、じっと見つめてきた。
「横溝さん、俺本気だから。すぐに返事しなくてもいいから……一度、俺とデートしてほしい」
結衣にしか聞こえない声で、阿部が囁く。
ようやく理解が追い付いた結衣は、耳まで赤くなったのだった。
深夜、結衣はベッドの上で、なかなか寝付けずにいた。
思い出すのは、今日の阿部の告白のことだ。
「阿部君にデートに誘われてしまった。社長になんて言おう……」
そこまで考えて、結衣はハッとする。
(って……、なんで私ってば。あんな俺様男を気にしてるの?)
浩斗との関係は、向こうが勝手に吹っ掛けてきた勝負によるものだ。結衣が誰とデートしようが、浩斗に口出しされる言われはない。
結衣はスマホをいじり、シェアラを開く。
「……理想の恋人って、みんなどうやって選ぶんだろ」



