Spectrum Quad

side:凛紅





「おーい、凛紅(りく)、朝だぞ起きろー」

「んん...」

朝からうるさいのが騒いでいる。

「だぁーかーら!朝だっつってんだろ!
なんでこんなに起きないだよ…」

「んー...おはよ...徠人(らいと)


こいつの名前は倉光(くらみつ) 徠人。俺の幼なじみのうちの1人だ。


なんで朝から一緒なのかというと、俺は寮ぐらしで同室になっているのがこいつだから。

それで毎朝起こしてくれる

俺は朝が苦手なのだ


「なんでお前は起きねーんだよ」

「ごめんって…」

「知ってたけど。ほら、朝飯食いに行くぞ」

「ん~、 今着替える」


これが俺のいつもの日常。

慣れるのに時間は必要なかった。

徠人が同室で助かる…


「凛紅ー、まだぁ?」

「すぐ行くー」


着替えが終わり玄関に向かう。


「よし、行こ。ごめんね、待たせて」

「いつもの事だし。ほら、早く。置いていくぞ」

「ごめんって」


2人で並んで廊下を歩く。

隣で徠人は文句を言ってるけど…

知らないふりしとこーっと



廊下を抜け、食堂についた。


「お腹減ったー、徠人、あっち座ろー」

「おー、じゃあ俺席取っとくわ。」

「了解。じゃあ俺、徠人の分も持ってくるな」

「さんきゅー。たすかる。」


俺は徠人の分の食事も持って席にいく。


「お、うまそーじゃん、な!凛紅」

「だね、いただきます」

「んー!美味い。寮でこんな飯食えるって思ってなかったから最高!」

「そだねー。あ、冬輝(とうき)結星(ゆうせい)は?」

「あー、あとから来るって言ってたぜ。
お前が寝てる間にな」


徠人からの圧&嫌味を感じる…


「悪かったって。朝は無理なんだよー」

「へいへい。」


徠人は相槌をうつが、絶対納得していないのは見てわかる。ほんとに申し訳ないな。


「あ、凛紅〜!徠人〜!」

「おー、きたか。結星、冬輝」

「おはよ〜」

「はよ」
「おはよ」


ふわふわした話し方のほうは来城(らいじょう) 結星。


無愛想なのが水瀬(みなせ) 冬輝だ。


俺達はだいたいこの4人でいることが多い。

だが、ひとつだけ困っていることがある...

それは...





この幼なじみどもがイケメンすぎて目立つということだ。





「きゃー!朝から四天王の顔見れるの幸せ〜!」

「わかる〜!眼福すぎる、眩しい!」


正直うるさい。

何が四天王だよって思ってしまうこともある。

というか、徠人と結星、冬輝はわかる。

俺は入っていないだろうに…

まあ言ったところで止まらないだろうから