一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―



すごい。すごいよ、南!

やっぱり南って、真ん中に立てる輝きがある人なんだ。

この実力者揃いの中で、センターに抜擢されるなんて。


一緒にパフォーマンスした時の、あの心を引っ張り上げられるような高揚感をまた感じることができるんだ。


それはすごく嬉しくて、楽しみなことだ。


「次。1番・ユウキ。2番……千景」


――えっ!?

業務連絡のように淡々と告げられたポジションに、私とユウキの時が止まる。


1番、2番は対になるポジション――
つまり、私とユウキはシンメになるってことだ。


「4番・蓮、5番・昊
――以上!この後デモ映像観て早速レッスンに入るから支度して」


バッと勢いよくユウキの方に振り向く。
ユウキもすでに険しい顔をしてこっちを見ている。


どういう表情をしていいかわからない。
あっちも多分、まだ感情を整理しきれていないみたい。


私とユウキが立ち尽くしたまま固まってるのを、横目に見る蓮が苦笑いして昊の肩に肘を置く。


「なーんか微妙な空気漂ってんねー。
俺たちは平和にいこーね、昊っち」

「……ヘンな呼び方しないでくれる?」


シンメって、お互いのこと理解し合って信頼し合って成立するようなやつだよね?

――私たちは、笑顔ひとつ返ってこないような関係なのに。


「よ……、よろしく。ユウキ……」

「――っ、……」


ほら、また顰めた顔を逸らされた。


シンメとして、呼吸を揃えて背中を預け合う――

私達に、そんなことできるの?