一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―


私の言葉は余分には拾わない。
――まぁ、いつものことだ。

わかってたけど、心は痛む。


言葉を発した唇をキュッと結んで、耐える。
それから笑顔を取り繕った。


「……部屋、行くね!明日も早いから」


言い切る前に動き出して、言葉が切れるのと同時に部屋を出る。
そしたら、返事がなかったわけじゃなくて返事をする暇を与えなかっただけになるでしょ?


階段に座り込んで、頬を叩く。


切り替えよう。明日からもレッスンだ。
胸がすくような、パフォーマンスの最中のことを思い出す。


楽しいって、ここにいるって思えたあの感覚。


そしたらちょっと、心が前を向く。
静かに階段を登って、自室に入って。


早く明日になるようにベッドの中に潜り込んだ。