一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―


一瞬伏した視線を、パッと上げる。
見た先はユウキ・蓮・昊の方。



一緒にやろう。
“俺”達は、あなた達と仲間になりたい。



目一杯手を伸ばして、熱い気持ちを唇に乗せた。



「――さぁ、この手をとって!
 一緒に行こう まだ知らない世界へ」



3人同時にビクッと肩を揺らす。
ユウキが思わず胸を押さえた。


「……っ、!」

「えー、破壊力えぐっ。思わず手伸ばしかけたわぁ」

「……」


射止めた視線はもう外れない。

狙い通り!ちゃんと魅せることができた。



「千景くんの声、いいですね。
素直で真っ直ぐ芯があるから、説得力がある」

「ダンスはいい子ちゃん過ぎるけどな」


ぽわぽわとご満悦顔の冴さんの隣で、Ryoさんは物足りなげに背もたれに体重を預ける。


もうすぐサビだ。
緊張のドキドキが、心地いいのはなんでだろう?


肩の力が抜けて、伸び伸びと声が出る。体が動く。


この感覚は久しぶり。
小さい時、テレビの前でアイドルの真似をして踊ってた時以来。