一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―

「ねぇ 今日、君と恋をする?」
「しゅわっと弾けた この気持ち」

お決まりのフレーズに、レスを返すような声の重なり。

心が昂まるのと同時、初めてちゃんとステージの向こう側を見た気がする。


ピンク、赤、水色、紫……
それから目に飛び込む、メンバーの名前やメッセージ。


(すごいな、大好きが伝わってくる)


その目は多分、手の中にある色を宿す人のことしか映してなくて。


「ハート作って こっち見つめて」

ユウキと南が歌詞通りに2人でハートを作れば、2人のファンが頬を赤らめる。


「ねぇ その笑顔はずるいって」

蓮がカメラの次に指差したのは、ピンク色を掲げた子だ。


さっきまで煌びやかな光景に目がチカチカして、何も見えなかったのに。

不思議。私は今、自分の色を探している。


「青春ごと 飲み込んで」

昊が視線をくれなくても、一心に注がれる赤を手にした子の視線。


その近く——ピンクと赤に挟まれた、星みたいな金色を見つけた。