一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―


「で?顔合わせ済んだけど。おわり?」


ユウキが宇都さんに向かってぶっきらぼうに問いかける。

終始仏頂面だったな、この人。
顔可愛いのにもったいない。


「あっ……と、そうですね……今日のところは……」


「へぇー、じゃ、解散ね。お疲れでした〜」


食い気味に蓮が言葉を被せて立ち上がる。

昊も無言・無音で歩き出してて、ふらっと幽霊みたいに部屋を出ていこうとしてる。



「お疲れ様でーす」



ユウキもさっさと出ていくし。



いなくなるのは光の速さ。

仲良くする気はあんまりないみたい。


残ったのは私と宇都さん、そして南だけ。



ぽつんと取り残されて、宇都さんが心底疲れた溜息を吐いた。


「……ご覧の通りの協調性のなさです。
“グループ”として売り出していかなくちゃいけないのに、どうしたものかと頭を抱えています」

「はぁ……そうみたいですね……」


苦笑いで頷くしかない。
あの人たちに“一体感”とか“仲間”とか、そう言う単語似合わなそうだもん。


「宇都さん疲れてんねー」

「誰のせいだと思ってんですか」


わははっと軽快に笑う南に、宇都さん、ここはキッパリ言い放つ。


「ごめんねー?
じゃ、お詫びに千景のお見送りは俺がするから。
今日はもう帰ったらー?」


「………………じゃあ、お願いしますけど……
他にも仕事が山のようにあるので…………」


すごい不審な顔してる。
やめて!そんな信用ない奴に私を預けないで。


なんて言えず、宇都さんは何度も疑い深く南の顔を振り返りながら部屋を出ていってしまう。