「……えーと、美嶋千景」
新情報、新情報……
「来月12月で15歳……」
「っはぁー!?最年少まで被せてくんなよ!」
ターンッとキレ良くテーブルを叩く音に驚いて背筋が伸びる。
キツく吊り上がった深紫色の瞳がまた私を睨んでた。
「はーいはい、“ウサちゃん”落ち着いてー」
ウサちゃん?
“蓮”がやれやれと“ユウキ”の肩に手を置く。
それを“ユウキ”は「触んな」と速攻で叩き落とした。
「宇佐美 ユウキ!15!」
あ、同級生。
宇佐美の「うさ」で、“ウサちゃん”か。
一瞬嬉しくて口角が上がりかける。けど。
「言っとくけど、最年少可愛がられ枠はもう埋まってるから」
よろしくする気のない低いトーン。
気の強そうな顔が敵意剥き出しになってるから、ズーンと小さくなった。



