元気いっぱい、ハッキリと言い切られた。
それから、バシーンと肩を叩かれる。
その強さは、男子同士のノリでやるやつだった。
難を逃れてよかった。
よかった、けど。
なに?この釈然としない感じ。
「デスヨネー。はー、つまんないのー」
スン、と“蓮”の顔から好奇の色が消えて、またスマホに視線が戻っていく。
“ユウキ”と“昊”も「ハイ解散」とばかりに視線を逸らした。
隣で宇都さんはものすごくホッとしてる。
私はと言えば、さっきまでの頬の熱も一気に冷めて、なんとも言えない顔。
その顔を見下ろした南が、ニッと八重歯を覗かせて笑いかけてきた。
「四条 南。南でいーよ。
よろしく!“千景ちゃん”」
子猫にするみたいに、頬をくすぐる様にひと撫でした手が離れていく。
――バレてる?
のに、庇われた?



