【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから


 


――想像だけ、しましょう。
 


そう言った彼女の目は、
 
挑発でも、冗談でもなかった。
 


理解していた。
 


氷自身が、場所まで想像していたことを。
 


だからこそ、
 
越えなかった。
 


越えなかった、はずだった。