【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから





「……どうしてそう思う。」
 


低く、慎重な声。



「だって」
 


椿は、首元の痕を指差す。



「隠さなかった。」


「……。」


「隠さないってことは、

 誰かに見られたら、

どんな想像されるかなんて

分かっていたはずです。

それでも隠さなかった。

隠そうと思えば隠せたのに。

想像した上で隠さなかった。」
 


氷は、しばらく黙っていた。