【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから


 


静かな、短い乾杯。
 


その視線の先で、
 
カウンター越しに

弥生がこちらを見ていることを、
 
椿はちゃんと知っていた。
 


知った上で。
 


何も言わず、何も説明しなかった。