【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから





「……不思議ですね。」
 


椿が言う。



「何が。」


「誰かと一緒にいて、

 こんなに静かなの。」


「静かじゃないと、気づけないこともある。」


「例えば?」
 


氷は、少し考えてから答える。