【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから





背もたれに身を預ける。



「今日は、怠けます。」


「許可する。」
 


それが妙におかしくて、椿は小さく笑った。
 


午前中は、何もしなかった。
 


テレビもつけず、
 
音楽も流さず。
 


ただ、窓から入る光を眺める。
 


椿はソファで膝を抱え、
 

氷はダイニングで書類を読んでいる。