【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから





「珍しいな、と思いまして。」
 


弥生は、軽く笑っている。
 


だがその目は、笑っていない。



「何をしてたんですか?」
 


探るような、しかし真っ直ぐな問い。
 


氷は、グラスを拭く手を止めない。