「……オーナー。」 声をかけてきたのは、西園寺弥生だった。 その声音が、 いつもよりわずかに低いことに、 氷はすぐ気づく。 「何だ。」 「昨日、一日席を外してましたよね。」 「ああ。」 氷は、表情を崩さない。