【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから




「何が」


「お前が、

 俺の覚悟を試す存在になった。」
 


椿は、思わず一歩下がる。



「……勝手すぎる。」


「分かってる。」
 


九条は苦笑した。



沈黙。
 


庭の木々が、風に揺れる音だけがする。