【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから


 


確かにそこに“触れた”感触を残して、

椿は離れた。



「――っ」
 


氷が息を呑む。
 


椿は何も言わない。
 


ただ、満足そうに微笑んでいる。