【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから


 


それが、答えだった。



「ねえ」
 


椿は笑おうとして、失敗する。



「抵抗してたんじゃないの?

 戻るの、嫌なんじゃなかったの?」
 


九条は、ゆっくりと椿を見る。
 


あの夜と同じ目。
 


真剣で、逃げ場のない目。