父は、少しだけ間を置いた。 「承諾している。」 その一言で、胸の奥が、静かに沈んだ。 分かっていたはずなのに。 彼が“城崎”でいる時間が、期限付きだって。 「式の日取りは、追って連絡する。」 父はそう言って、立ち上がる。