【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから





「なぜ……。」


「理由は二つある。」
 


父は指を二本立てる。



「一つ。

九条家が、いずれ本家に戻す人間として

 蓮を外で鍛えていたこと。」


「分かっていて、

あえて、

野放しにしていたということですか?」


「ああ。」
 


一拍。



「もう1つは、

彼がお前に興味を持っていること。」
 


椿は、完全に言葉を失った。