【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから





見覚えのある姿。



一時も忘れたことはなかった。



何か話題がほしかった。
 


西園寺の話をしたのも、

ただの情報収集じゃない。



西園寺弥生には興味はなかった。
 


ただ、あなたと話したかったから。
 


あなたの声を聞きたかったから。
 


あなたの目が、

また私を“人として”捉える瞬間を、

確かめたかった。