【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから





「……本当に、連れて来ちゃいましたね。」
 


椿が靴を脱ぎながら、ぽつりと言う。



「言っただろ。預かると。」


「冗談半分だったんですけど。」


「俺は冗談で人を連れて来ない。」
 


淡々とした声。