【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから


 


お金じゃなくて。
 


肩書きでもなく。
 


一条の娘でもなく。
 


一人の人間として見てくれた。
 


あの瞬間、

胸の奥に灯ったものを、

椿は今でもはっきり覚えている。