「すみません。 道をお尋ねしたいんですけど。」 「誰あんた。 小汚い娘が近づかないでよ。」 「すみません。」 高そうなバッグも、 分かりやすい装飾もない私は、 ただの“通り過ぎる存在”だった。 腕のタトゥーを見せれば済む話。