【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから





「受け取ってください。」


「いらない。」



椿は少し考えてから、唇を吊り上げる。



「あの一条グループの娘がオーナーさんに

プレゼントを渡したい

と言ってるのですよ?

それを受け取らずに捨てる気ですか?」


「……。」



――本当に椿はずるい。



最初から勝ち方を知ってる。