【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから


 


その仕草だけで、

氷の体の緊張が増すのがわかる。
 


視線は氷から外さない。



仕事上では絶対に制御できるはずの感情が、

昨夜と同じように揺らいでいた。
 


椿は、氷の心拍の変化を見逃さない。
 


その一瞬の反応を、

計算し尽くしたかのように楽しむ。