【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから


 


しかし、

その胸の内では、

氷の反応を楽しむ気持ちでいっぱいだった。
 


「……椿様。」
 


氷は静かに名前を呼ぶ。
 


その声には、

店内に響かせないための抑制があった。
 


それでも、わずかに震える。