【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから


 


椿は布団に戻り、顔だけを出す。



「だって、そうすれば、

 氷さんが一番、想像するでしょう?」
 


その言葉に、氷は何も返せなかった。
 


首裏の痕は、見えない。
 


けれど――
 
見せびらかすという選択肢があるだけで、
 
十分すぎるほど、効いていた。