【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから





「……好きにしろ。」
 


投げやりではない。
 


諦めに近い、許可だった。



「ただし」
 


視線を逸らしながら付け足す。



「俺の名前は、出すな。」


「それは、もちろん。」
 


椿は満足そうに微笑む。