【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから


 


声には、もう抗う余力がない。
 


椿は、少しだけ身を起こす。



「やっぱり」
 


一拍置いて、静かに。



「見せびらかしてもいいですか?」
 


氷の視線が、ゆっくりと椿に向く。