【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから



 


熱はあるが、乱暴ではない。



「……君は」
 


低い声が、すぐそばで落ちる。



「独占欲の出し方が、

 ずるい。」


「褒め言葉ですね。」
 


そう言った椿の声は、少しだけ弾んでいた。