【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから

 



夕方。
 


目を覚ました椿は、

キッチンに立つ氷の背中を見る。



「……夫婦みたい。」


「冗談でも言うな。」


「じゃあ、何ですか。」
 


氷は振り返らない。