呼吸が近い。 布団の中、 温度だけがじわりと上がっていく中で、 椿はふと思いついたように言った。 「……ねえ、氷さん。」 「今度は何だ。」 声は低く、少しだけ余裕がない。 椿は、 氷の胸元に額を預けたまま、 視線だけを上げる。