【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから




呼吸が近い。
 


布団の中、

温度だけがじわりと上がっていく中で、

椿はふと思いついたように言った。



「……ねえ、氷さん。」


「今度は何だ。」
 


声は低く、少しだけ余裕がない。
 


椿は、

氷の胸元に額を預けたまま、

視線だけを上げる。