【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから





「じゃあ」
 


布団の中から、そっと手を伸ばす。



「延長、お願いしても?」
 


氷は、天井を見上げたまま、短く答えた。



「……一回だけだ。」
 


その言葉に、椿は声を立てずに笑う。
 


朝は、まだ始まったばかりだった。