「じゃあ」 布団の中から、そっと手を伸ばす。 「延長、お願いしても?」 氷は、天井を見上げたまま、短く答えた。 「……一回だけだ。」 その言葉に、椿は声を立てずに笑う。 朝は、まだ始まったばかりだった。