【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから


 


氷は、数秒、黙って椿を見つめた。
 


そして、

布団にかけた手を、ほんの少しだけ動かす。



「……休憩を挟まないと、持たない。」


「大人ですね。」


「君が言うな。」
 


そう言いながらも、声に拒絶はなかった。
 


椿は、満足そうに目を細める。