【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから





「……覚えているのか。」


「全部。」
 


あっさりと言う。



「都合のいいところだけ、

忘れたりしません。」
 


布団の中で、椿の足がわずかに動く。
 


それだけで、空気が変わる。