【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから

 


氷は、数秒、椿を見つめたまま動かなかった。
 


それから、小さく息を吐く。



「……君は」
 


声はまだ眠たそうで、低い。



「本当に、人を試すのが好きだな。」


「試してません。」
 


椿は、柔らかく笑う。