【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから





「もう少し、増やしてもいいですか?」
 


問いかけは、

冗談めいているのに、

声は驚くほど穏やかだった。
 

氷の目が、完全に開く。



「……朝から、よく言う。」


「嫌なら、やめます。」
 


即答。
 


からかってはいるが、

逃げ道はちゃんと用意している。