【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから


 


氷は、椿の手首を掴む。
 


想像と同じ動作。
 


だが、力が違う。



「……今夜は」
 


低く、はっきりと。



「止まれる自信がない。」


「それでいいです。」
 


椿は、
 
逃げなかった。