【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから





「……ねえ、氷さん。」


「何だ。」


「私、逃げてますよね。」
 


氷は、フォークを置く。



「逃げるのも、選択だ。」


「でも」


「期限付きなら、許される。」
 


椿は、その言葉を噛みしめる。