【第二夜】きっと仮面の下を知ったら嫌われてしまうから




玄関の扉が閉まった瞬間、

外の世界の音が遮断された。
 


黒瀬氷の部屋は、驚くほど静かだった。
 


生活感はあるのに、余計なものがない。
 


色も、音も、すべてが抑えられている。