「(私の事)そんなに調べてくれていたなんて感激ですっ!」
「俺も(もこに)出会えてI’m over the moon!」
「山代さんっ…!!」
一部始終を見ていた爽太から後で聞いたら俺たちは爽太の靴箱の前で熱く見つめ合っていた、らしい…。
………ー「なんっにも記憶がねぇ!!」
ダンッと机を両手で殴ると「ヤバいよ、マジで」と爽太は窓際に背中を預けて今月のガンプラ雑誌を読みながら「マジでマジで」と何度もマジを繰り返して言ってきた。
「やかましいわっ、クソ爽太!」
「山代くん、本当に覚えてないの!?」隣の席の小松さんまで驚いている。
小松さんも偶然爽太と一緒に並んでアレを見ていたそうだ。
アレとはもちろん今朝のアレの事だ。
「覚えてない…誰と話したかも、話しの内容も何もかも全て覚えてない…!」
「まるで昨晩飲み過ぎて泥酔した人みたいね…」
「風ちゃんさっきの人うちの学校じゃ知らない人が居ない有名な人だったんだぞ?本当に覚えてないの?」
「あ"?有名?俺は芸能人と話したのか?」
「違う違う」2人は首を横に振った。



