ハウスクリーニング山代には休みが無い


見知らぬ色白ロングヘアーの美人は「突然このような事を伝えてしまい申し訳ないのですが…」と曇り無き眼差しで俺をしっかり見つめている。

恥ずかしがりもせず、迷わずしっかり気持ちを正直に伝えてくるこの精神力には感心する。

って、いやいや悠長にそんな事思ってる場合じゃない。

何だってこう何でもない日に急にこんな少女漫画みたいな展開が俺に降りかかってきてんだ?俺なんかしたか?昨日は普通に学校でクールぶって過ごして昨晩も普通にいつも通りバケモンみたいにクイックルワイパー振り回して暴れて敵を宇宙の彼方に吹っ飛ばして…
…なんっも思い当たる節が無い!!

つうかいつも野郎とばっか連んでるから恋愛系は非常に苦手だ。こういう時どうしたら良いんだ?教えてくれ、ウッソ・エヴィン!!

「ずっと黙っていようか迷っていたのですが…」

あっ、そうだ!“もこ”だ!もこの事を考えよう!困ったら全部もこ頼りだ!

※只今山代風太郎は思考回路が極限を超えて大混乱になっております。

「入学式の時に山代さんの事を知って、初めて会ったあの時からずっと素敵な方だなと思っていたんです」

「はい!俺も初めて(もこに)見た時から一目惚れでした!」

「えっ!?山代さん(私の事)ご存知だったのですか!?」

「えぇ、もちろんです!(もこの事)事前に(ペットショップのホームページで)チェックしてましたから!」