シークレットボーイズ


「ケーキありがとうございました。失礼します」

「(大丈夫ですか?くらい言ってけ、糞イケメン!!)…ま、またのお越しをお待ちしております〜…(でもイケメンだから許しちゃう!また来てね!♡)」

なんだかやけに疲れる店だったな…。

ケーキが入った箱を持って帰ろうとしたら後ろから「グッボーイ!」とパンパンと拍手が鳴った。

振り返ると変装したつもりなのか、真知子巻きしたストールを身につけサングラスをかけたお嬢様が猛吹雪の中後ろに立っていた。

「…お嬢様ついて来てたんですか?」

「ウィ。貴方が1人でちゃんとお買い物出来るか見学させてもらっていたのよ」

結局ここまで来んならキミ1人で買いに来なさいよ、糞が。

「ちゃんと買えたようね。素晴らしいわ、桐ヶ谷」

「右も左も分からない赤ん坊じゃないんですから買えるに決まってるでしょう?」

俺17歳だぞ、舐めるんじゃないよ。