「はい、好きなんです。
主井さんの事。」
「そうなんだ…。
…って、えええええええ！！？」
え、あ！？
あ、そっか。
友達として…だよね？
なんか、タイミング的に勘違いしちゃった。
「同性で、変と思うかもしれないけど。 好きなんです、主井さんの事」
…やっぱり、そっちの意味なんだ。
「え、えっと…なんで私なんか」
「強いな、って思って」
え？強い？
…私が？
「はじめは、気の強い綺麗な女の子だって、思ってました。
でも、昔は派手じゃなくて、どっちかというと、地味な方で。
そこから、生まれ変わる事って、ほんとは難しい事だと思うんです。
憧れ、ます」
憧れる………
私、に？
すごい、ジーンときた。
