イケメン★ハーレム


「秘密バラした後だし、こないだ脅したし手だしはしてこないだろうから、愛が一番不安な事は大丈夫かもしれないけど」


「心配、してくれてるの?」


「…まあ、なんかあったらいつでも携帯鳴らしてよ。 淳がいるから大丈夫だと思うけど」


「恋、…好きっ!」


ガバッと、恋の背中に抱きつく。


持っていた鞄は、地面に落ちた。


「…痛いんだけど」


「あー、恋がお兄ちゃんじゃなかったら絶対彼氏にしてたのになー!」


「他人だったら世話なんか焼きませんから」


それもそうだね、と言って離れた。


結局、恋が鞄をひとつ持ってくれて、集合場所の学校に着いた。


「主井さん、おはよう!」


そう言って挨拶してきたのは、変態…淳だった。


「お、おはよう」


「空港までのバス、俺の隣だからね」


「は、はあっ!?」


「どこでもいいって言ってたから決めたんだよ」


な、なんだって~!


私は恋の方を見ると、「そんなの知らないよ」と、呟いていた。


い、委員長でしょ!アンタ!!