「おえっ、キモチワル…」


結構キツかった。


「大丈夫? もしかして、ジェットコースター苦手だった?」


変態がそう言うと、私は首を振った。


「てゆうか、ジェットコースター乗ったのはじめてだから」


「え?」


ん?何か変な事言った?


「えっと、高所恐怖症…とか? なら無理しなくたって」


「違うわよ。 恋があんまり好きじゃないから乗った事ないだけ」


「ふーん…友達とは?」


「来た事ない…けど」


変態は私の顔をジっと見る。


…な、なに?
友達少ないのかって言いたいの?


「じゃあ、俺らと来れて良かったね」


変態はニコリと笑ってそう言った。


別に…変態達と来たって楽しくなんか…。


「あ!」


私が叫ぶと、みんな私の目線の先に目線を移す。


「あれ乗りたい!」


私が指さしたのは、メリーゴーランド。