「あー、分かります! なんか直観的なものを感じますよね!」


なんの直観だよ。


「生徒会長があんたらみたいに変態な訳ないでしょ? あんたら、頭おかしいんじゃないの? 知ってたけど!」


二人はそのあと少し考え込んでしまった。
会議が終わったのか、生徒会長と恋が戻ってきた。


「おかえりなさい、早かったですね」


「うん、今日は別に会議というほどのものでもなかったし、他の役員もいなかったしね。 すぐ終わったよ」


と爽やかに言う生徒会長。
変態二人は後ろでなんかコソコソ話している。


「足利さん、ずっと聞きたかった事があるんですけど」


と変態が言う。


「ん? 何? 香川くん」


「生徒会長って…変態ですか?」


…何言ってんの!?
私は目が点になる。


っていうか、単刀直入すぎるでしょ!
生徒会長も困ってるじゃん!


「もしかして、キミも?」


生徒会長はキョトンとした顔で、変態に言った。
変態は頷いて、二号も「俺もです」とか言い出す。


「そうなのか。 どうりでキミ達とは同じニオイがすると思ったよ」


…え?ええ!?


ちょ、ちょっとそれ、どーゆう事!?