「何してんの? 主井さん。 早く終わらせようよ」


「そうですよ、愛先輩。 こんなにいっぱいあるんですから」


私は真面目な顔してそう言う奴らの近くでビクビクしながら書類整理をしていた。


な、なんで私がこんなにビクビクしなきゃいけないの!


「あんた達二人とも、生徒会長と仲いいの?」


私がそう言うと、二人は目を合わせた。


「仲いいっていうか…、中学の時生徒会役員だったからね、俺ら」


え!?そうなの!?


「そうそう~。 俺は恋先輩が生徒会長の時、書記やってたんですよ」


そうなのか。
二人とも変態のくせに、生徒会に入ってたんだ。


「愛先輩。 今失礼な事考えませんでした?」


私は首を横振った。


「変態のくせに、とか思ったよね、今」


私は大きく首を横振った。


「てゆうか、あんた達はお互い変態だって知ってるの?」


と、私が言うとお互い目を合わせていた。


「う~ん…。 まあ、なんかはじめて会った時から同じニオイを感じたっていうか…。 言わなくてもなんとなく分かってたっていうか…」


「そうですよね。 なんか直観的なものを感じました」


…そ、そうなの。
まあ、別にどうでもいいけど。


「同じニオイと言えば…なんか、生徒会長もそっち系なんじゃないかと俺は思うんだけど」



…と、変態。


何言ってんのコイツは。